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Tianオーナーが、一足先にこっそりお知らせしますv


by tian1761

阿蘇の旅・1

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阿蘇の字を分解してみよう。
「阿」は「あ、うん」の呼吸の「あ」の字。これは、OM(オーム)の最初の
文字と同じ。「オーム」はア、ウ、ムという、三つの音の波からなっていて
創造・維持・破壊という、宇宙の働きの象徴になっている。

アの音は、マクロコスモスとミクロコスモスの源をあらわすという。
だから、「阿」は五十音でも最初の音だけど、宇宙の一番始まりにある音、
原初の言葉。

「蘇」は、そのまま「蘇る」なので、時が訪れた時、この地球の最初の音、
初めの言葉が蘇る所という意味に「阿蘇」はなると思った。

Ἐν ἀρχῇ ἦν ὁ Λόγος, καὶ ὁ Λόγος ἦν πρὸς τὸν Θεόν, καὶ
Θεὸς ἦν ὁ Λόγος.

「はじめに言(ロゴス)があった。言は神とともにあり、言は神であった」
~ヨハネによる福音書・冒頭より~

父なる神がロゴスで子がイエスであり、イエスは私たち人類をのこと。
「言葉」から私たちや物質世界が発せられている、と明確に福音書に書か
れているのですね。

原初に発せられたその言葉は、一体どんな音だったのだろう?
私たちを創ったその言葉は、何という言葉だったのだろう?
そして、その言葉が再び発せられ、新しい地球がこの阿蘇で蘇るのだろう
か?宇宙の輪廻がこの阿蘇から始まったのなら、神話の大元が阿蘇や
高千穂なのも何となくわかるような気がする。

さて、阿蘇山の火口は世界最大の大きさです。かつての火口であった
外輪山は直径が24キロもあるそう!
そして、その火口の大きさから噴火前の阿蘇山の高さを想定すると、
なんとその高さはエベレストを越す高さだったそう。

世界最大の火山爆発が古代に起こったことを考えても、ますます阿蘇が
原初の場であってもおかしくないよね~、と思ってしまう。
阿蘇の旅・1_f0155957_21441088.jpg

今回の阿蘇は入った翌日から、ともかくすごい雨と強風と雷。
最近の都会の雷は、ピリピリしていて轟く度に「痛い感じ」がして、夏の雷
は本来は浄化になっていたはずが、人々が発するマイナスの電気や機械
の電磁波に共鳴してなのか、ネガティブに空中放電しているようで辛い・・・。

ところが、阿蘇の雷は「ゴロゴロゴロ~」と気持ちよく龍が空を流れている
感じで、聞いていても見ていても安心で心地よかった。
でも、皆既日食を2日後に迎えて、ちょっと不安な天候。
この日位はまだ、「遮光サングラスで、皆既日食を見るぞ~」という、どちら
かと言うと「天体ショー」的な期待があったので、
「何とか晴れないかな~~~~?」と阿蘇の空の住人と話しをしてみたり(笑)

この日に訪れたのは、小降りになったのを見計らって泊まっていたお家
から近い「上洗川神社」に、ご挨拶と湧き水をいただきに出かけてみた。
着いた時は雨も小降りだったのに、社に入った途端に再びの豪雨。
どうにも身動きがとれなくなった私たちは拝殿の屋根の下で足止め状態。

待っている間に、心の中で御祭神の「健磐龍命」さんに

「何か、この待っている間にできることはありませんか?」

と聞いてみる。
眼を閉じて、雨の降りしきる音以外の、現実で無い音をよく聞くために眼を
そっと閉じて待ってみた。

すると、自分の背骨に沿って白っぽい柱が、透明な管に水が満ちていく
ように立ち上がっていく。

「うわ~、なんだろう~?」

って、自分では何だかわからなかったけど、次の日に阿蘇の外輪山の
一番端っこに当たる「産山」に住む、神様のことにとっても詳しい長老さん
に話したところ

「あ~、水の柱を立ててもらったのね~」

と教えてくれた。
健磐龍命(たけいわたつのみこと)さんは、神武天皇の孫で阿蘇の開祖
神、阿蘇神社の主祭神。
「盤(いわくら)を建てた龍」なんて、いかにものお名前です。

天草で水方の仕事を引き継ぎ、その証にペドロに教わりながら初めて
聖水で十字架を額に描き、ここで水の柱を立ててもらったこの水の旅。

阿蘇の地下水の豊富さは、阿蘇の水だけで熊本市全体の水道水をまか
なっている「熊本の水がめ」というほどらしい。
そして、次回にご紹介するスピリチュアル・スポットでも有名な「幣立神社」
も豊富な水がめに支えられている。
火の国の活火山の「火」、豊かな湧き水と水源の「水」の二つの元素が
一つに融合する阿蘇。
火と水は宇宙の2つの原理で、男性性と女性性の合わさった形、六芒星を
象る。やっぱり、いろいろな意味で阿蘇って本当に深いかも!!
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↑泊まらせてもらったYちゃん宅のお隣の神社。いろいろな神社にも行って
ますが、こんなものすごい神社は人生で初めてだった。
某スピリチュアル有名人も、「ここはすごい!!」とオススメしているそうだ
が、あまりにも小さく目立たないので探すのが難しく、外部から訪れる人
は少ない・・・。
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↑この拝殿の裏に急で細い、道路になっていない坂道があり、昇ると頂上
に風穴の開いた一枚岩がドド~ンと現われる。
行った日は雨で、その穴から霧が風に乗って現われては消えていくという
幻想的なタイミング。ここは相当な、相当な場でありました。
by tian1761 | 2009-08-08 21:59